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シューベルト ピアノソナタ13番 [ピアノ・音楽]

最近は完全に食べ物の話題ばかりですが、久々に音楽の話題を。

夜、仕事から帰ってくると、相当酔っていない限り(!)、ながらでも必ず1枚はCDを聴くようにしています。ただ、疲れていることもあって、バッハのような淡々としたものや、ロマン派の静かな曲を聴くことが多いのですが、最近はシューベルトのソナタを好んで聴いています。きっかけとなったのがこのCDです。

シューベルト、ピアノ・ソナタ第13、14番

シューベルト、ピアノ・ソナタ第13、14番

  • アーティスト: リヒテル(スビャトスラフ), シューベルト
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1995/12/16
  • メディア: CD

学生時代の後輩が貸してくれました。日本公演のライブ録音です。13番はシューベルトの中でもとても好きな曲です。とてもかわいらしい曲でリヒテルのイメージとは異なる(?)ような気もしないではありませんが、とても美しい演奏です。

自分もリヒテルで違う録音を持っていました。

シューベルト:さすらい人幻想曲

シューベルト:さすらい人幻想曲

  • アーティスト: リヒテル(スビャトスラフ), シューベルト
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD

さすらい人ばかり聴いていて、13番はほとんど聴いたことがありませんでした(汗)。改めて聴いてみると、60年代の中ごろの録音ということもあって、ものすごいキレのある音で突き進んでいきます。特に3楽章。ものすごい演奏なのですが、ちょっとイメージが違うかな、、、という印象です。

この曲が好きになったのはこちらのCDを聴いてからです。

シューベルト : ピアノ・ソナタ第18番 ト長調D894、Op.78「幻想」

シューベルト : ピアノ・ソナタ第18番 ト長調D894、Op.78「幻想」

  • アーティスト: 田部京子, シューベルト
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1999/06/19
  • メディア: CD

18番が目当てで買ったCDですが、13番も本当に素晴らしいです。一音一音が丁寧に弾かれており、音が美しいのにびっくりさせられます。演奏会で生で聴く機会があったのですが、本当にため息のでるような美しい演奏でした。こういう曲で人を惹き付けることができる、というのは本当にすごいと思います。

自分は後期の曲しか知らないのですが、その後輩曰くシューベルトのソナタにはまだまだ良い曲が沢山あるとの事。いろいろと聴いてみたいと思います。

 

 


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鑑賞会 [ピアノ・音楽]

先週はばたばたして全く更新ができてません、、、

昨日はそんな中の息抜きといいますか、夜、学生時代のサークルの後輩のお宅にお邪魔して久々の鑑賞会となりました。

その後輩、先週パリに行っていたとのことで、素晴らしいお土産を頂戴しました。

ジャンポールエヴァンのショコラショー用パウダーです。とても良い香りがします。楽しみにいただきたいと思います。それにしても青色を基調としたデザイン、本当におしゃれですよね。

また、ラデュレのマカロンをご馳走になりました。

若干割れていたので箱だけ写させていただきました。ヴァニーユをいただきましたが、本当に美味しかった!です。香りが良く、程よい甘さがなんともいえません。マリアージュフレールのマルコポーロと一緒に出していただき、すっかり満喫させていただきました。パリ市内の地図をみながらいろいろと教えてもらったりして、ますますパリへ行きたくなってしまいました、、、、

今回の鑑賞会はクライバーは若干少なめでした。「魔弾の射手」(なんとLP!)の最初の方と「ばらの騎士」のDVDの第一幕を見ました(聴きました)。やはりすごいです。音楽が舞台に息吹を吹き込んでいる、そんな感じがします。「ばらの騎士」、すぐにでも買って見たいと思います。

今回はピアノが中心で、ミケランジェリのベートーヴェンソナタ、アラウ&N響(指揮:サヴァリッシュ)の「皇帝」、リヒテルの演奏などいろいろな巨匠を聞かせていただきました。ミケランジェリの音へのこだわり、アラウのどこまでも自然体な姿勢、リヒテルの音楽の構築力、どの演奏も素晴らしくものすごい刺激を受けました。なかなか練習出来ていない中で、これを生かして、というのは難しいのでしょうが、、、

スタートが若干遅め、ということもあって、未明までいろいろな演奏に聞き入ったのでした。

 


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~ クライバー巡礼の旅へ ~ [ピアノ・音楽]

最近特にクライバーにはまっていることはこのblogでも紹介しているところですが、「音楽現代」の今月号でクライバーが特集されています。
音楽現代 2007年 03月号 [雑誌]

音楽現代 2007年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 芸術現代社
  • 発売日: 2007/02/15
  • メディア: 雑誌

50ページ近くにわたってクライバーが特集されているのですが、いろいろな切り口で記事が組まれています。生い立ち、ディスコグラフィーから、名盤の案内、読者の体験談などかなりのボリュームです。自分が特に興味深く読んだのは、まずウィーンフィルのクラリネット首席奏者へのインタビュー。実際にクライバーと演奏した方のコメントは重みがあるばかりでなく、主観を極力排除して客観的にコメントがされており、印象が素直に伝わってきました。また、他にも同じ音楽家(指揮者やピアニスト)の方から見たクライバーという切り口は自分とはまったく違うこだわりが感じられ、新鮮です。

最もうらやましかったのが、読者のクライバー体験記。これはすごいです。初来日から最後の来日まで、さまざま演奏会に立会っている方々のコメントが載っていたのですが、自分などからすればクライバーの演奏の場に立ち会うことが出来たということ自体がうらやましくて仕方がありません。それにしてもマニアの方がほんとたくさんいらっしゃるんですね。(笑)

またHISにて巡礼の旅ツアーが開催されるとのこと。クライバーゆかりの地を巡るツアーとのことで、お墓のあるスロヴァニアの小さな村へも行くことができるようです。ウィーンにも行けるとのことでとても惹かれます。ただ、9日間という日程もさることながら、費用が55万円というのはなかなか行くのは辛いですね、、、、

この特集、6月まで続くとのことで、引き続き楽しみにしたいと思います。

 


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クライバーの夕べ [ピアノ・音楽]

昨日の夜は、学生時代のサークルの後輩と自宅で「鑑賞会」でした。クライバーの映像を堪能しました。

まず観たのが以前もこのブログで紹介したこちらのもの。

名指揮者の軌跡Vol.1 クライバーの《こうもり》序曲/《魔弾の射手》序曲

名指揮者の軌跡Vol.1 クライバーの《こうもり》序曲/《魔弾の射手》序曲

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2003/05/23
  • メディア: DVD

1969年に収録されたリハーサルの風景なのですが、若き日(まだ40歳前)のクライバーが曲を作り上げていく様子が良く分る、数少ない映像資料です。改めてクライバーが歌劇の指揮者としての経験がバックボーンとなって曲作りをしているというのが良く分ります。何よりもとても楽しそうなのです。特に魔弾の射手の中間部が終わって主題が戻ってくるところなどは、本当に嬉々として振っているので、こちらまで楽しくなってきてしまいます。

続いては後輩が持ってきてくれたこちらのDVDです。

交響曲第4番ホ長調 作品98

交響曲第4番ホ長調 作品98

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2004/12/08
  • メディア: DVD

1996年にミュンヘンで行われたバイエルン国立管弦楽団の演奏会で、映像資料としては、おそらく正規発売されているものでは最後のものだと思います。相当、歳をとった感じがありますが、演奏は素晴らしいものでした。ウィーンフィルの颯爽とした演奏とは違って、淡々と曲を紡ぎだしていく、そんな印象を受けました。1楽章、最後のクライマックスの部分も感情に流されることなく丁寧に最後まで進んでいきます。一方で、3楽章はクライバーらしい生き生きとした演奏で、とてもびっくり。単純に老いている、というのではないことがとても良く分りました。クライバーのブラームスのひとつの完成された形、という印象です。

まだまだ鑑賞は続きます。

ビゼー:歌劇「カルメン」

ビゼー:歌劇「カルメン」

  • 出版社/メーカー: TDKコア
  • 発売日: 2004/11/03
  • メディア: DVD

このDVDそのものではないのですが、自分が5年前にCSで録画していた同じ公演の録画を観ました。クライバー指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ホセ役にドミンゴという素晴らしい組み合わせです。

さすがに全部を観るのは辛かったので、所々飛ばして観たものの、結局3幕以外ほとんど観てしまいました。(笑)

出だしの前奏曲からものすごい切れで始まり、いきなり度肝を抜かれます。1幕のカルメンの出のところ(ハバネラの前)、2幕のはじめのジプシーの唄の盛り上がり、4幕のやはりジプシー風の踊りの箇所などクライバーがオケ、歌い手一体となった素晴らしい演奏を聴かせてくれます。個人的な感想としては、ミカエラの歌う部分(1幕、3幕)が清冽な印象でとても気に入っています。いや、全体の中では、それほどではないのかもしれませんが。(笑)

ということで、5時間近くにわたりクライバーのみを聴き続けた鑑賞会は終わりました。ピアノは全く聴かない、というのはかなり珍しいです。

深夜遅く後輩が帰ってから、疲れたといいながらも、89年のニューイヤーの「こうもり」序曲を聴いてしまいました。また、今日改めて「カルメン」を全て観直し(!)、再度堪能したのでした。「こうもり」、「薔薇の騎士」などまだまだオペラはたくさんあるので、本当にはまってしまいそうで怖いです。(笑)

 


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ブラームス 交響曲第2番 Carlos Kleiber / Wiener Pilharmoniker [ピアノ・音楽]

年明け以降、クライバーの演奏を聴くことが多いです。アマゾンを見ていたら、大好きなブラームスの2番のライブのDVDがあったので購入しました。この2週間くらい毎日観るか聴くかしています。

モーツァルト 交響曲 第36番 / ブラームス 交響曲 第2番

モーツァルト 交響曲 第36番 / ブラームス 交響曲 第2番

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2003/11/21
  • メディア: DVD

1991年の10月にムジークフェラインで収録されたものです。急遽開催が決まったようで、1992年のニューイヤーコンサートまで待ちきれない熱狂的なファンで大騒ぎだったようです。

この曲はブラームスの交響曲の中で、一番好きな曲です。書き上げたときに滞在していた南オーストリアのペルチャハの美しさに例えられることの多いこの曲、牧歌的な雰囲気がなんとも言えず落ち着くのです。長調ですし、明るく爽やかなこの曲は、ある意味、交響曲の中で一番ブラームスらしくない曲といえるかもしれません。独特の重厚さはあるものの、とても美しい曲だと思います。とはいいながらも終楽章は一転、とても華やかなのもまた魅力的なのです。

クライバーは魅力一杯に聴かせてくれます。冒頭始まってすぐ、チェロの美しい旋律に入るところ。チェロを「さあ」とばかりに促す仕草などは、本当に音楽を「紡ぎ出している」という言葉がぴったりです。ウィーンフィルも要求にしっかりと応えるのはもちろん、各パート(特にびっくりしたのが金管)が素晴らしい音を出しています。すごいです。

それから終楽章、フィナーレ近くのクライマックスの部分、ほとんど狂気的(?)ともいえる盛り上がり方で突き進んでいきます。こういったところはクライバーは本当に上手いです。どんどん加速して一瞬オケが乱れるのですが、すぐ立て直してまとめるオケもすごいですね。一番最後のところはスピード、音のキレともに凄く、気持ち良いを通り越して気持ち悪いくらいです。で、大興奮の中終わりを迎えるのです。麻薬のような魅力というのでしょうか。家に帰ると、まずはこの曲をかける、という日々が続いています。(笑)

実はカラヤン/ベルリンフィル、しかも63年の古い録音しか聴いたことがなかったのですが、拍子をしっかりと刻んでいくような演奏に慣れていた(それはそれでとても良い演奏なのですが)自分にとって、このような前へ前へ、といった演奏は初めてでとても新鮮です。

こんな素晴らしい演奏会に立ち会うことができた人たちは本当に幸せですね。とても羨ましいです。

 


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Carlos Kleiber [ピアノ・音楽]

久しぶりに家に帰ってきました。しばらく食べ物の話が続いていたので、久しぶりに(!)音楽の話を。

今年はウィーンフィルのニューイヤー・コンサートを観ることができなかったので、部屋に戻ってからクライバーのDVDを引っ張り出してきました。ちょっとしたニューイヤー・コンサートです。(笑)

昨年末にクライバーの凄いビデオを拝見する機会があったのと、学生時代のサークルで一緒だった、とあるクライバーマニアの方の影響(!)もあり、無性に聴きたくなったのです。

89年の「こうもり」と92年の「雷鳴と稲妻」のどちらにしようか非常に迷ったのですが、後者にしました。

ニューイヤー・コンサート1992

ニューイヤー・コンサート1992

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2001/08/29
  • メディア: DVD

いやもう言葉がありません。「ウィンザーの陽気なな女房たち」の出だしから盛り上がりまでの構成力、「雷鳴と稲妻」の前へ前へ進む中での高揚感、そして「美しき青きドナウ」での繊細な息遣い。オケが息づいています。またクライバーの指示にオケが完璧に応えているのです。さすがウィーンフィルです。

ラデッキーマーチまで聴いて、興奮冷めやらず別のDVDへ。

名指揮者の軌跡Vol.1 クライバーの《こうもり》序曲/《魔弾の射手》序曲

名指揮者の軌跡Vol.1 クライバーの《こうもり》序曲/《魔弾の射手》序曲

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2003/05/23
  • メディア: DVD

一体どのようにリハをしているのだろう、という疑問に答えてくれる映像資料です。リハの風景がそれぞれの曲で30分以上見れて、かつ本番の演奏が流されるという面白い構成になっています。オケが若干物足りなく(クライバーの要求に応え切れていない部分が結構多いかも)思える部分はあるものの、とても参考になります。2曲とも序曲ということで、構成へのこだわりが感じられますし、クライバーがオケとともに曲に命を吹き込んでいく、というと大げさかもしれませんが、その過程が良く分ります。

クライバーは細かい指示を出しながらも各奏者が自由に演奏することを求めています。逆に小さくまとまった演奏となることを嫌っているのですね。人を惹きつけてやまない魅力的な演奏はこのようなところから生まれているんだなと納得させられます。

この後、結局89年のニューイヤー・コンサートを観てしまい、その後もさまざまなCDを聴き続けたのでした。(笑)

 

学生の頃言っていた「クライバーの振るニューイヤー・コンサートを聴きに行く」という夢は、もはやかなわないこととなってしまいましたが、これからもいろいろなクライバーの演奏に触れてみたいと思いますし、いつまでも聴き続けてゆきたいという気持ちを新たにした一日でした。


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久々の鑑賞会 [ピアノ・音楽]

今日は久々に学生時代のサークルの仲間と「鑑賞会」をしました。「鑑賞会」というのは、それぞれが持ち寄った映像資料やCD等を皆で聴いて感想を言いあう、と書いてしまうとあっさりした感じがしますが、そこはマニア(?)が集まるだけあって、持ち寄るものがレアなものが多く濃厚な集まりなのです。学生時代には土曜や飲み会毎に皆が後輩の家に集まって夜通し曲を聴き続けていたものです。今となってはそれをやるだけの体力も無いのですが、、、、

今日は同期にお願いしてカルロス・クライバーの貴重な映像を見せてもらう、というのが大きな目的でした。1986年に来日して人見記念講堂で行われた演奏会を当時NHKで放送したビデオなのですが、これが凄いのです。

 曲目はベートーヴェンの交響曲4,7番という定番の曲なのですが、一般的に販売されているコンセルトヘボウのライブ(1983年)よりも迫力があります。10年前くらいに見せてもらって以来、久しぶりに見せて(聴かせて)もらいました。

やはり素晴らしい演奏でした。特に7番。音楽が息づいています。オケ全体が活き活きとしているんですね。クライバーの指揮が全体の大きな流れを大きな振りで導きながら、細かい部分の表現まで的確に押さえているのです。相当なリハをしてまとめ上げているのでしょう。またライブでの気分の高揚もあるのでしょう、こちらまで聴いていてぐんぐんと気持ちが高まってきます。アンコールの「こうもり」とポルカも素晴らしかったです。

クライバーの演奏は、曲全体の流れが素晴らしいのですが、個人的には細部も含めて非常に洗練されている印象を受けます。センスがいいというか。あまりこれに慣れてしまうと他の指揮者の演奏が野暮ったく聴こえてしまうような、そんな麻薬のような魅力があります。録音、録画資料が少ないだけに非常に貴重なものだと思います。

その他、ポリーニのプロコの3番のコンチェルト、86年の熱情のライブ録画、85年のアシュケナージの来日ライブ等盛り沢山の内容でした。特にアシュケナージが好きな自分としてはバラード4番の貴重なライブ映像を観ることができて嬉しかったですね。

結局6時間も観たり聴いたりと非常に密度の濃い時間を過ごすことができました。ちょっと新鮮な気持ちになって、また明日から練習に(!)、CD探しに励みたいと思います。それから久々にコンサートにも行ってみたいですね。

【今日のCD】

ブラームス:交響曲第4番

ブラームス:交響曲第4番

  • アーティスト: クライバー(カルロス), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ブラームス
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1998/05/13
  • メディア: CD

帰ってきてから余韻覚めやらず、今度はブラームスです。この曲はカラヤン&ベルリンフィルの重厚な印象が強かったのですが、クライバー&ウィーンフィルのすっきりとして洗練された演奏を聴いて、この曲の新たな魅力を発見できました。とても好きな演奏のひとつです。

 


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お気に入りの演奏 [ピアノ・音楽]

こんな歳になって恥ずかしいのですが、誕生日のプレゼントということで家族からCDと楽譜を買ってもらいました。

楽譜はバッハの平均律の1巻、CDはアシュケナージのベートーヴェンのソナタ全集(輸入版)です。後者は大体はバラで買って持っているものの、初期の作品等はアシュケナージの演奏聴いたことがなく是非全集で、と思っていたのですが、なかなか買うことができないでいたものです。

後期のソナタ(特に28、30、31番)は深みのある演奏でとても好きなのですが、アシュケナージの演奏の中で自分が最も好きなのは実は「熱情」だったりします。(またミーハーな、、、)

初めて聴いたのは小学生のときに「悲愴ソナタ」を弾くために、親に3大ソナタのLPを買ってもらったのがきっかけでした。ちょうどその時「少女に何が起こったか」というドラマでコンクールの課題曲として「ベートーヴェンの熱情」(長門裕之が言っているのをイメージしてみましょう)が流行っていたせいもあって興味を持って聴いたのですが、聴いてみてびっくり。東 雪(あずま ゆき)も目じゃないほどの鮮烈な演奏でした。力強さ、スピード、情感ともに素晴らしく何度聴いても新たな感動を覚えたものでした、、、、それ以来、「熱情」といえばアシュケナージが主役の座を占めてきたのです。

幼少期の刷り込みとはすごいもので、その後大学に入っていろいろな演奏を聴き、ギレリスやリヒテルのような素晴らしい演奏と出会っても、友人から、「アシュケナージ?あんなの最後ヘロヘロじゃん!」と言われてもその座は揺らぎませんでした。

一種の思い込みに近いものなのかもしれませんね。でも素晴らしい演奏との出会いにより得たインスピレーションを大事にすることも自分の音楽観をしっかりと持つには必要だと思うのです。これからも自分の感じたことを人に流されず大事にしていきたい。久々にCDでお気に入りの演奏を聴いてそんなことを考えたのでした。

【おまけ】

週末食べた帝国ホテルのラウンジのいちごのタルトです。

いちごの酸味とタルトの生地の甘みが良く合っていて、とても美味しかったのですが、いかんせん高すぎます。コーヒーとセットで約2,000円!!さすがというべきなのでしょうか、、、、、しかも時間が余りなかったので駆け込むように食べてしまいました。ああ、もったいない。


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リハビリと曲選び [ピアノ・音楽]

この3連休は実家に帰っています。若干の予定がある以外は特段用事もないので、実家のピアノでじっくりとリハビリをしています。

 

ハノンとバッハをじっくり片手ずつと弾きました。結構余分な力が入っているのかとても疲れます。バッハはパルティータの2番をゆっくりと音拾いを。まずはシンフォニアだけを何度も片手ずつ練習です。どの曲も魅力的なので、1曲ずつ気長に仕上げていきたいと思います。

その後でこれからさらおうかと思っている曲をいくつかぽろぽろと遊び弾きをしました。大きい曲とかではなくて小品を速いペースで何曲かさらいたいな、という気持ちでいます。

【今日のCD】

モーツァルト:ピアノソナタ第8番&第18番&第15番(ライヴ)

モーツァルト:ピアノソナタ第8番&第18番&第15番(ライヴ)

  • アーティスト: Sviatoslav Richter, リヒテル(スヴィヤトスラフ), モーツァルト
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: CD

連休中に聴こうと何枚かリヒテルのCDを買っておいたもののうちの1枚。リヒテルのモーツァルトは初めて聴いたのですが、さすがの演奏です。録音が50年代と古く、モノラルなのがちょっと残念。結構いろいろと録音しているみたいなので、引き続き物色してみようと思います。


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電子ピアノがやってきた! [ピアノ・音楽]

待ちに待った電子ピアノがやってきました。

カワイのL5というタイプのものです。比較的軽めであることと、自分が買おうとした価格帯で唯一鍵盤が木製だったので決めました。タッチとかは確かに以前使っていたものよりも大分良いので満足しています。唯一不満なのが楽譜立て。結構立てづらいのです。特に厚めの楽譜とかだと安定感がいまひとつで激しく弾いた時が若干心配です。

以前にも書いたように自分の住んでいるマンションは楽器禁止(原則)なので、周りへ気を使っています。音は夜はヘッドフォンを使えばたぶん大丈夫だと思うのですが、打鍵したときの振動が一番気になるところです。そこで今回はこのようなものを買って使っています。

防振用の板です。アップライト用のものなのですが、上は木の板、下は厚めのゴムになっていて下に振動が伝わりにくくなる、という仕組みなのです。が、弾いてみると結構伝わってしまいますね、、、、当面は遠慮しながら弾くしかありません。(そもそも買うこと自体問題なのでしょうが)

しばらくはポロポロと弾いていたのですが、指がまったくと言っていいほど動きません。何のことはないフレーズですらまともに弾けない状況です。仕方なくハノンを引っ張り出してきて1時間ほどひたすらゆっくり弾いて見たのですが、あまりの不甲斐なさに悲しくなってきてしまいました。しばらくはリハビリでハノンを含めてエチュードを何か継続してやらないとまずそうです。そうはいっても、何を練習しようかなと考えるのは楽しみなもの。いろいろ曲を物色し始めました。それほど難しくない曲をゆっくり探したいと思います。

今日は午前中にピアノの下に敷くシートを買いに散歩がてら近くのケイヨーD2 まで歩いていきました。帰りにメゾンカイザーでお茶うけに買ったのがこれ。

タルトモンジュ(名前がなんかすごい)、420円也。クリームチーズ、生クリームとこってりした土台の上にベリー4種がたっぷり乗っています。部屋にこもってた日に食べるにはちょっと重過ぎるかもしれません。カイザーのお菓子は結構食べでがあるので気に入っています。

【今日のCD】

Liszt  Apres une lecture de Dante S161-7、Sonata in B minor  S178

Piano : Mikhail Pletnev

プレトニョフは自分の中で曲によって結構好き嫌いが激しいピアニストです。あまりそのような人はいないのですが。ダンテソナタはその中で最も好きな演奏です。この曲の良さを本当にうまく表現している演奏だと思います。力強いのはもちろん、細かい部分にいたるまで非常に繊細な表現に驚かされます。また音が非常にきれいではっとさせられます。一方でソナタのほうはパッとしない演奏なんですよね、、、、、


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