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絶対音感 [本]

最近読み終えた本です。文庫コーナーをふらふらしていたところ題名に惹かれて買ってしまいました。

絶対音感

絶対音感

  • 作者: 最相 葉月
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 文庫

絶対音感を持っている人、持っていない人、それぞれの立場の人にスポットを当てて絶対音感というものをいろいろな角度から分析しています。「絶対音感」自体を認識していなかった自分にとってはとても参考になりました。おぼろげながら、物理的に音程を正確に把握できる能力、くらいの認識しかなかったのです。

ピアノはある程度調律さえしていれば音程という点では分りやすい楽器なのでしょうね。自分で音程を作り出す他の楽器はどれもそういう耳が必要で、特にオケなどは他の人の出す音との関係が重要ですから、一層そういった能力が必要なんでしょうね。ベルリンフィルやウィーンフィルが通常のA音よりもピッチが高め、だとか、ヴァイオリンはコンチェルトのときは若干高めの音程をとる、だとか非常に参考になりました。

そもそも自分はどうなんだろう、、、と改めて考えてみると、絶対音感は間違いなく無いですね。ただ、ピアノであればそれなりに音は分るようです。もちろん和音や普段余り使わない高音や低音になると、かなりアヤシクなってくるのですが(笑)。それでも簡単なメロディーとかは、分りますし、メロディーが音名で聞こえる、というのは確かにあります。しかもドレミで。ある程度ピアノをやっている人であれば、程度の違いはあるにしても、そのようなことは出来るんだろうな、と思いますし、聴音の訓練を少しでもした人であれば尚更なのでしょうね。ただ不思議なのは、自分の場合は、ほんと、ピアノだけなんですよね。後は良く分らないのです。そういった意味からすると慣れの部分も結構あるのでしょう。

この本を読んで急に何かが変わった、ということではないのですが、音に対する意識が少し高まったかもしれません。また、ピアノ以外の楽器やオケももう少しいろいろと聴いてみて、せめて耳を鍛えたいと思いました。とっても安直ですが。(笑)

 


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ケロタ

読んだことあります。学生のときクラシックギターをやってたので絶対音感に憧れてましたが、この本を読んで自分には無理だとハッキリわかりました。けっこうショックを受けました。
でも自分でやってる楽器はけっこう音がわかりますよね。チューニングも耳でやると不協和音が和音になった瞬間がとっても気持ちいいです。
by ケロタ (2007-02-02 23:56) 

snow

私、本当に音感がなくて
子どもの頃習ってたソルフェージュでの調音は
いつも?????でした、、、
ピアノ無しで楽譜だけで歌うのも苦手で
嫌々レッスンに行っていたのを思い出しました(笑)
by snow (2007-02-03 18:28) 

Lipatti

> ケロタさん
こんにちは!
ギター弾かれるんですね。今も続けてますか??
今度是非聴かせてください。
ギターは自分で音を調整するので、絶対音感の有無は結構影響があるのかもしれませんね。
確かに自分のやっている楽器はそれなりに音感が備わるんでしょうね。CDとかでも全体的に少しピッチを高めに設定しているものとか、聴いていて結構気持ち悪くなるときがあります。

> snowさん
こんにちは!
良く分ります!ソルフェージュで自分が分らない音を和音を隣の子がしっかり聴き取れてたりすると、結構悲しくなったりして。(笑)
自分もピアノ無しで歌うのは苦手でした。歌いだすと、大抵先生からすぐピアノで修正されたものです。しかも自分が歌っている音が正しいのか迷いながら歌っているので、音程がふらふらして全く落ち着かないのです。結構性格が出るかもしれません。(笑)
by Lipatti (2007-02-04 16:54) 

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