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大阪・京都探訪 (その5) [旅行]

二泊三日の旅行の割に長々と書き連ねてきましたが、今回でようやく最終回です。

旅行最後の夜は祇園の『しぐれ茶屋「侘助」』というお店に行きました。場所は四条通から縄手通を上って白川を越えてすぐ右へ。白川沿いのとても雰囲気の良いところにあります。お店はカウンター中心で本当にこじんまりとしていますが、本当においしいおばんざいを食べさせてくれます。この時期、ほろ酔い気分で外に出ると(トイレはいったん外に出てから入るのです)、ひんやりとして川のせせらぎが聞こえてきて、周りの風景にしばし時を忘れる、、、そんな風情があるお店です。

このお店、今回の旅行に付き合ってくれた大阪の同期に一緒だった名古屋時代連れてきてもらったお店。一緒に京都に来ると、必ず寄っているお店です(といっても自分は数えるほどしか行っていないのですが)。今ではその同期も大阪勤務。この店にも時々ふらりと来ているようで、うらやましい限りです、、、、自分が最後に行ったのは東京に転勤が決まった直後だったので、もう2年ぶりくらいになりますね。大将も女将さんも代わっていました。

特にコースにはせず、食べたいものを注文することにしました。

おせち風のきれいな突き出しです。つまみながら大鉢に盛られているおばんざいやメニューを見ながら、食べたいものをあれこれと考える。楽しいひとときです。

その同期のお勧めでぶり大根からスタートです。写りが悪いのですが、右側は目玉の周りです。とてもとろとろしているのですが、さっぱりと煮ています。大根もたっぷりと旨みをすっていて美味しいです。

海老芋を炊いたものです。とても柔らかくねっとりとしています。出汁は薄味ながらもしっかりと味がついていて、その出汁がよくしみています。シンプルですが、その味と食感に驚かされました。

鯛の南蛮漬けです。鯛の身がよく締まっているのと、それに酢のすっぱさが良くあっています。意外と、食べでもあります。

生麩の田楽です。上は八丁味噌とよもぎの麩、下は白味噌と普通の麩の組み合わせです。焼いた麩は香ばしく少し甘めの味噌と良く合います。ぺろりと食べてしまいました。

茄子の揚げ出しです。素揚げした茄子をこれもさっぱりした出汁で食べさせてくれます。

今回食べたものの中で、一番印象に残っているのが、この「へしこ」です。鯖をぬか漬けにしたものだそうです。少し塩辛いのですが、とても複雑ななんともいえない味です。これはお酒が進みます!

女将さんは熱心に日本酒を研究されています。熱燗、濁り酒、冷酒といろいろなお酒を上手に勧めてくださいました。女将さん自体はあまりお酒が強くないとのことですが、とてもお酒が好き、とのことですので、是非勧めてみると良いかもしれません。(笑)

最後のおばんざいは、にしん茄子です。最初席に着いたときから気になっていたのです。(笑)

これもお酒が進みます。

最後に漬物とご飯ものを頼みました。

おすすめの「たぬきご飯」です。

ほんのりとしょうがの香りのするあんがたっぷりかかっています。

とてもお腹一杯になりました。

大将は黙々と仕事をするタイプ、一見こわい感じがします(!)が話してみるとまじめで一生懸命に取り組まれているのが良く分ります。一方で女将さんは非常にきさくで楽しい方でした。お二人とは初めてでしたが、とても楽しく過ごすことができました。これまでの方もそうですが、アットホームな感じがとてもこの店の良いところだと思います。また大阪に来たときに是非また寄って見たいと思います。また、赤坂に「やげんぼり」、乃木坂にやはり同じ名前の「侘助」というお店があるようなので、通えないまでも足を運んでみたいと思います。

★ しぐれ茶屋「侘助」 (京都 祇園 おばんざい)

京都市東山区祇園白川通縄手東入ル  TEL: 075-531-5175

 

あっという間の3日間でしたが、観劇からスタートし、良く食べ良く飲んで非常に充実した旅行だったと思います。4月公演は無理としても、夏の公演には是非行こうと思っているので、またその時はいろいろと食べ歩きたいと思います。

 


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湖南

こんにちは

芋でTBさせていただきました。
苦しい///?
by 湖南 (2007-01-16 05:50) 

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