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華麗なる一族 [本]

この週末、山崎豊子さんの「華麗なる一族」を一気に全部読みました。もう何度読んだか分からないくらいですが、何度読んでも飽きることがありません。

華麗なる一族〈上〉

華麗なる一族〈上〉

  • 作者: 山崎 豊子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1970/05
  • メディア: 文庫

なんか、自分の持っているのと大分表装が違う感じがするのだけれど、、、、

主人公の鉄平のひたむきな生き方と父大介の欲望との確執が想像を絶する凄惨な結末へとつながっていくのですが、華やかな表舞台と陰湿な裏舞台を見事に描ききった傑作だと思います。

で、今度ドラマ化されるんですね。調べてみたら、TBSで来年一月からの放送。鉄平役はなんとキムタク、、、、、なんか見る気が一気に失せてしまいました。果たして小説に描かれているような人間像が表現できるのかなぁ。せめて髪は切るとか、ちゃんと台詞をしゃべるとかして欲しいですね。一方で他のキャストがどんな感じになるのかとても興味があります。特に大介、銀平、二子などはどんな人が演じるのか、、、、

白い巨塔のときは若干違和感があったものの、とても楽しめました。直感が裏切られるような素晴らしいドラマにして欲しいものです。原作が素晴らしいだけに。


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抵抗勢力

私も読みました。ちょうどこれを読んだ頃、精神的に最も辛い時にぶち当たってしまって、ますます気持ちが暗くなりそうでしたが(苦笑)、基本的にこの手の小説は好きです。昔の「白い巨塔」の主役、田宮二郎の自殺は、この鉄平の最期にヒントを得たということですよね。田宮自殺の一報を聞いた時、山崎豊子は言い当てたらしいですから。しかし、鉄平がキムタクとは、、、、視聴率狙いで企画するのではなく、演技のイロハを心得た役者を起用してほしいものです(そういう人はもういない?)
ちなみに、「白い巨塔」も、私は田宮版でないと見る気がしません。平成版も悪くはないけど、演技力という点で天と地ほどの差があります。財前又一役の曾我廼家明蝶の演技などは、歴史的名演というべきものでしょう。。。
by 抵抗勢力 (2006-11-15 23:23) 

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