正月に聞いたCDより [ピアノ・音楽]
長い正月休み、外出する機会が少なかったこともあり、いろいろなCDを聴きました。
新譜ではないのですが、聴いていて気に入った2枚です。
- アーティスト: ハース(ウェナー), ハース(ウェルナー), リー(ノエル), ドビュッシー
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1993/12/15
- メディア: CD
ウエルナー・ハースのドビュッシーの全集の2巻、エチュード、レントより遅く、ベルガマスク組曲などが入っています。1巻(前奏曲、映像など)のほうは非常によく聴いていたのですが、こちらのほうはほとんど聴いていなかったものです。エチュードでは最後の2曲(アルペジオ、和音のために)が、それとベルガマスク組曲が素晴らしいです。人によっては淡々と弾いているとかあっさりとしているとか感じるかもしれませんが、自然に流れていく、音が重なりあっていく感じが自分はたまらなく好きです。それから独特の音色もとても魅力的だと思います。
パリに行った時Fnacで買ってきたもの(英語の版でジャケットは違います)です。出ていることを自分が知らなかっただけなのですが、「フランクだ!」と見つけて衝動的に買ってしまいました。81年の録音ということでジャケットはひげを生やす前のツィメルマン、2楽章などでも若干控えめでダイナミックさはないものの、構築力を感じさせる演奏。ダンチョフスカのたっぷりとした歌をしっかり支えています。ツィメルマン、他のフランクの曲も聞いてみたいです。前奏曲、コラールとフーガなど凄い演奏が聴けそうな気がするのですが。そういえば直近でクレーメルとこのソナタ、日本で弾いたんですよね。しかもブラームスの2、3番も。特に3番は聴いてみたかったです。
今年は、聴くほうばかりでなく演奏の方も少し頑張りたい、、、のですが、まずは日々練習を続ける強い意志を続けて持ちたいと思います。新年の抱負です。
(おまけ)
文楽のビデオやCDも結構鑑賞しました。
「熊谷陣屋」、改めて聞きなおしました。豪快かつ繊細な津大夫さんの語りを満喫しました。感極まって、S45年の「ひらかな盛衰記」の「松右衛門内より逆櫓」の古いビデオも見たのですが、「権四郎、頭が高い!」と樋口が名乗りを上げるところは何度聴いても身震いがします。昨年6月には教育テレビの芸能花舞台で特集があった程度で、今となっては津大夫さんの舞台にまったく触れる機会がないのは、とても寂しい限りです。文楽劇場の開場記念公演の「渡海屋」とかとても観て見たいのですが、、、国立劇場の資料室に行ってみるしかないんでしょうね。
むむ、我らがCKが含まれていない!!
これはいけません!
これでは、マニアック会会員資格剥奪ですよ(笑)!
こちらは現在「トリスタン」に酔っております。
by M.テレーズ (2008-01-07 22:47)
>M.テレーズさん
もちろんクライバーも聴いてますよ!毎年恒例の一人ニューイヤー(今年は89年)を正月に楽しみました。(笑)
新たな領域(オテロなど)にも今年はチャレンジしてみたいと思います。
by Lipatti (2008-01-13 00:40)