最近聴いたCDから [ピアノ・音楽]
最近は特に食べ物ばかりの更新になっていますが、音楽の方も結構聴いてます。(弾くほうはサボっているのですが、、、)
3連休前に久々に渋谷のタワレコに行って何枚か買いこんできました。そのうちの3枚ほどについて触れたいと思います。
- アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ブラームス, ベーム(カール), ウィーン楽友協会合唱団, ルートビッヒ(クリスタ)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1991/08/25
- メディア: CD
ブラームスの2、3番はとても好きな曲です。2番はクライバーのライブというお気に入りの演奏があるのですが、3番については曲は良いなぁと思うものの、なかなか素晴らしい演奏に出会うことができずにいます。カラヤンの旧録音に物足りず、結構評判の良いベームのものを買ってみました。
本当にかっちりしてます。ベームが気難しそうに振っている姿が目に浮かぶような、「ああこれぞブラームス」というような固い固い演奏です。でも3番、特に終楽章はそのカチッとした感じが気持ち良く、とても気に入りました。
それにしてもウィーンフィル、やっぱりいい音です。美しく伸びやかな音というか、、、また、時代は若干違うにせよ、同じオケでクライバーとこんなにも違うタイプの演奏になってしまうのにびっくり。
ブラームスが続きます。グリモーのop.116~119を弾いているもの。グリモー、未知数ですが、990円(輸入版、ジャケットもこんなミーハーな感じではないです)という値段とop.116~119という選曲に負けて買ってしまいました。
最近、特にop.116の良い演奏を求めていろいろ聴いています。これまで聞いたものの中では、ギレリスが一番まとまっているかなと思います。ただ、op.116-4に関してはケンプの音色、雰囲気がとても好きです。
グリモーのCDを買うのは初めて。狼の研究家として、狼との共生でも有名なグリモー、演奏も若干動物的で感情に正直すぎるきらいがあるようです(ちょっと強引??)。もう少し抑制されているほうが良いのにと思ってしまいます。まあこのあたりは個人的な好みなのでしょうが。
最後はこちら。Amazonにデータベースがない輸入版です。
ニコラーエワのライブ録音です。1955年ブタペストの演奏会でのバッハプログラムなのですが、、、若い!!平均律1巻からの抜粋とパルティータの4番を弾いています。特にパルティータは現在入手不能なので、非常に貴重な音源です。録音もこの年代からすると十分にきれいにとれています。
素晴らしいです。音が伸びやかで生き生きとしています。パルティータでその音色が最大限に生かされています。またパルティータの中では4番が最もその音色が生きてくるような気がします。
ゴールドベルグに続いてまた一つ愛聴版が増えました。
ベームのライヴ演奏は(1番)は、かなり熱っぽいものがありますが、録音ではどうなのでしょうか。晩年はテンポも遅くなっていますが、若い頃はそうでもなかったようですね。
渋谷のタワレコというと、カルロス君がご自分の海賊版「オテロ」をお買い上げになった”聖地”です。
by M.テレーズ (2007-07-25 00:44)
> M.テレーズさん
こんばんは。
1番はカラヤンとかと比べると、テンポも若干速めで颯爽とした演奏です。重い演奏しか聴いたことがなく、実はこの曲、余り好きではなかったのですが、この演奏を聴いてみて少し考え方が変わりました。もう少しいろいろな指揮者のものも聴いてみたいと思ってます。
「オテロ」、何度も手にとってあの怪しげな(!)ジャケットを眺めたのですが、もう少しカルメンやばらの騎士をじっくり観てから、とのんびりしていますが早めに買った方がよいかもしれませんね。
by Lipatti (2007-07-29 03:30)